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…ネタになりました…(←

寝る前に投下しておきます。
古代ネタ…というより、ジェガが復活した時のお話。シリアス(多分)
BさんとKさんとSさんの名前拝借したりしてすみません(
アーケオスさん方は敵になってしまうし、Oさんはきっと告げられなかったかと…!

興味のある方は続きからどうぞー!(古代ネタ・俺設定です


「じゃあ…な。あとは…任せた」

そう言って、“俺”は静かに目を閉じた。

-------------------------------------------------

目覚めたのは見慣れぬ部屋。見慣れぬ景色。そして見慣れぬ…鉄の塊。

「あ、あれ?俺生きてるし。」

“死”を覚悟して最後の別れを告げたというのに。

「うっわ…俺超恥ずかしー…生きてたなんて知られたら、ビビに笑われちまう」

自分のしぶとさと、似合わない別れを告げたことに苦笑する。
すると、部屋のドアが開き、見慣れぬ種族の少年が入ってきた。
その傍には、また見慣れぬ服装をした黒髪の男が付き従っている。

-どこかの貴族か?

「目覚めたか。お早う。」
「…お前が助けてくれたのか?」
「“助けた”と言うのだろうか」
「?なんかよく分かんねーけどありがとな」

俺が笑って礼を言うと、少年は苦笑した。
少年は体の調子がどうとか、違和感はないかとか、色々と尋ねてきた。
体の傷もふさがって、ずいぶん調子が良いと答えたら、「良かった」と笑った。
和やかな談笑が一通り済んで。今更ながらに思いだす。

-そうだ!そんな話をしてる場合じゃねぇんだ!!城へ戻らねぇと!!

「あ、あのさ、急で悪ぃんだけど、俺を城まで連れてってくんねぇかな?
 お前も知ってるだろ?今、城が大変だってことぐらい!!」
「…城?城とは…お前の居た場所か?」
「そう、そこ!少しでも早く戻らねぇと…!!!」
「しかしだな…あそこは…」
「…ヴァイ様。この男はまだ“古代に居る”と思いこんでいるのです」
「?なにボソボソ言ってんの?なぁ、頼む!!」

少年と黒髪の男は、俺に何かを伝えるべきか否か迷っている様子で。
ようやく覚悟を決めたのか、少年の方が此方を向いて言った。

「落ちついて聞いてほしい。ここは、お前の居た時代よりはるか未来にあたる。
 お前の居た城は……はるか昔に、すでに滅んだ」

-何?何言ってんだコイツ?

 滅びた?何処が?

「…何、言って…」
「貴方は一度死んだ。死んで化石となり…今ここに、蘇ったのです」
「しん…」

困惑する俺に対して、2人は俺が“蘇る”までの経緯を事細かに話してくれた。
滅びた城で、俺の化石を見つけたこと、そして、生き返らせる術を知り、施したこと。
初めは全然信じられなかった。でも、この2人が、世界が、全てが俺に告げていた。

-ここは、“違う”んだってことを。

「そ…そっか…なんとなく分かった」
「?随分と呑み込みの早い男だな」
「そのようですね。…今、新しい服を用意しますから、少し待っていなさい」
「あ、ああ…」

ふらふらと、ベットに腰かける。

-死んで、蘇った。

 …俺だけが?

 ビビは?カディは?セノガは?あの時助けたシンボラーは?他の皆は?

「どうした?」

目を見開いたままうつむく俺に、少年が心配そうにのぞきこんでくる。
でも、俺が覚えてるのはそこまで。この後、俺は再びぶっ倒れることになったんだが。

「守れ…なかった…」

ヴァイは今でも、倒れる前の俺の言葉が忘れられないのだと言った。

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お粗末さまでした。ジェガ復活のお話。
カディさんやセノガさんとの約束があって、オプティカさんの安否さえ知らず、
ビビさんを戦場に残したままいなくなって。
今でこそ現代に馴染んでいますが、何もかも中途半端なまま現代に蘇った
ジェガにとって、やはり色々とショックだったのでしょう。
それが、後の「守りたい」という強い想いへと変わっていくのですが。
再び倒れる前の言葉は無意識ながら、後悔と懺悔の想いを秘めて。

見ていただき有難うございました!!

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